ことば音楽療法 発語

 ことばの音楽療法(ジャパニーズイントネーション・ミュージックセラピー)の創始者である堀田喜久男氏から直接伝授していただき、一般社団法人発達支援協会認定『ことば音楽療法士』、日本ことば療法学会認定『ことば療法士』として、自閉症、ダウン症等、ことばの遅れのあるお子様のセッションをします。(個人セッション・集団セッション)

 

 日本語のアクセントは抑揚(音の高さ)アクセントであり、ことばの中にメロディーがあります。これをわらべうたの音階(陽旋法)の「ラ・ソ・ミ」の3音にのせてうたうことにより発語につながってきます。三三七拍子のリズムの機能、和音解決の機能を効果的に生かします。

 本教室でも1音節発語(母音)→意味のある単語の語頭音→単語→外部刺激からの模倣、自発語など、段階的に効果が現れています。また単語から助詞が出て二語文、四語文に。

数、時計、お金の理解のうた等もあり、社会自立につながるような内容です。

 

【個人セッションの大切さ】

 音楽の持つ効果は多様です。美しく楽しい音楽そのものからくる作用や音楽あそび、楽器、リトミックをとり入れた集団セッション等の効果はもちろんありますが、子どもさんは「個人差」があり、その子に寄り添い、親御さんともじっくり話し合い、その子に合わせた内容もより効果的です。

 二語発語の出現する1歳半から文法バースト(爆発的に言語が増える)がおこる2歳前後から3歳までに「様子を見ましょう…」でなく、言語的働きかけをしていくことが必要な場合があると思われます。発語がなくとも「入れておく」ことは必要です。延滞模倣(時間の経過をおいて、記憶から言語の模倣発語がおきる。)もみられます。

 

『ことば音楽療法士』養成のインストラクターとして本教室でスクーリングも行っています。第2回堀田喜久男賞受賞

 

    ♪一般社団法人発達支援協会のホームページもご覧ください。